成長点培養
生姜は生育環境や外的要因によって病気に感染することがあり、その外的要因の一つとしてウイルス感染が挙げられます。
生姜は栄養生殖を繰り返すことから栄養繁殖性作物と言われ、生育の過程で一度ウイルスに感染すると代々ウイルスを持った植物体が増えていくことになり、結果として種の変異等がみられることがあります。
そのため、ウイルスが存在しない成長点を採取し無菌培養することで、ウイルスに感染していない健全な株が育成しています。
成長点培養をすると植物体自体が若返り現象をおこして生育旺盛になり、病害虫にも強くなると言われています。
当社保有生姜は、この特質を保ち安定的に提供する事ができます。
成長点培養とは?
成長点培養とは、植物体にある成長点を切りだして無菌培養することをいいます。
生姜は栄養生殖を繰り返すことから栄養繁殖性作物と言われ、生育の過程で一度ウイルスに感染すると代々ウイルスを持った植物体が増えていくことになり、結果として種の変異等がみられることがあります。
成長点とは、茎頂や根端の細胞分裂の旺盛な部分で、常に細胞分裂を繰り返し、新しい植物体を作り出している約0.1mmの小さな部位のことです。その成長点ひとつの中にその植物体の全てが折りたたまれているのです。
そのため、成長点のみを取り出して生育させることによって、親と全く同じ形質を持った植物個体が出来上がります。
必要本数まで増殖させたら、ポットに下ろす
約1年かけて、こうして作り出された苗はポットに下ろして順化させた後、圃場に植えられます。
しかし、1年目の生姜はとても小さい為、更に1~2年圃場で生育させた後でようやく契約農家に種子生姜として配布されます。